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ニキビの原因になる食べ物はこれ! 食生活からニキビ肌を改善する方法

スキンケアを見直してもニキビがなかなか治らない方は食生活の見直しをお勧めしています。肌は腸を映し出す鏡といわれるほど、肌と腸内環境の関係は深いです。

今回は腸内環境を整えるための食生活の改善方法をお伝えします。

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目次

ニキビと食べ物の深い関係

意外に意識をしていないと思いますが、私たちの体には4大排泄器官があります。

1.大腸(便を排泄) 2.腎臓(尿を排泄) 3.肺(炭酸ガスなどを排泄) 4.皮膚(汗、垢、皮脂を排泄)

「排泄」とは、代謝の結果、体内に生じた不要な物(老廃物)を体の外に出すことです。いわゆるデトックスです。皮膚からは、汗や皮脂、そして垢などが排泄されます。

私達が食べたり飲んだりした物は、胃を通り腸から体内に吸収→様々な内臓に栄養が届けられる→不要なものは便や尿や汗として排出される。

この様々な内臓に届けられた後、“必要な栄養分”がやっと最後、皮膚に届けられて肌が作られます。その為、栄養の偏りや内臓の弱り、ストレスなどなどが起こっていると皮膚まで栄養が届きません。

そして、ニキビの一番の原因は毛穴から排泄されるはずの異物や老廃物が毛穴に詰まることです。脂っこい食事や甘いものを食べ過ぎると、肌が余分に摂った油や糖分を排出しようとしてニキビという形でお肌に現れます。

若いころは、夜寝不足や暴飲暴食などをしても肌にあまり影響しなかったのは、臓器が健康だったから。もちろん10代や20代でも偏った食生活をしていれば肌に現れてしまいますが…。

年を重ねるにつれ臓器の機能も低下すると共に、その影響で肌にサインとして現れてくるのです。

ニキビを治すために腸内環境を整えましょう

人間の腸には100種類以上、100兆個以上もの細菌が生息しています。この腸内細菌は主に善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3種類あります。


腸内環境は、この3つの腸内細菌のバランスによって決まり、善玉菌が多ければ良い腸内環境で、病気に対する抵抗力を高めてくれたりと、身体に良い働きをしてくれます。
逆に悪玉菌が多い場合は便秘や下痢を起こしたり、発がん性物質を作りだすなど身体にとって悪い働きをします。
また、日和見菌は多いほうの見方をするので善玉菌が多ければ善玉菌に優位に働き、悪玉菌が多ければ悪玉菌に優位に働く性質を持っています。

理想的なバランスは善玉菌20%、悪玉菌10%、日和見菌70%です。善玉菌が増えると悪玉菌が減り、善玉菌が減ると悪玉菌が増えますので、バランスが大切です。

そして、肌は内臓のとも言われ、腸内環境が悪化するとニキビや肌荒れだけでなく、免疫力の低下にも繋がると言われていますので、腸内環境を整えることが大切です。

自分の腸内細菌のバランスを知る方法

自分の腸内細菌のバランスを知る方法は“便”です。理想の便は“バナナうんち”です。

もし毎日排便がない方は、腸内細菌のバランスが悪く、悪玉菌が多い可能性がありますので、腸内環境を整えましょう。

なぜ便秘が肌に悪いのかというと、便には体に不必要な上に有害なもの(毒素)が含まれています。その体に不要なものがいつまでのお腹の中に溜まっていると便の毒素が体に吸収されて、それが肌にニキビとして現われてくるのです。ニキビで悩んでいる方で便秘の場合、便秘も改善しないとニキビは治りにくいと思って下さいね。

腸内環境を整えるためには食事の見直しが重要

悪玉菌が増えてしまう原因は食事が大きく関わってきます。何気なく毎日口にしている食べ物や飲み物を見直すことで、腸内環境は整うと言われています。

欧米型の食生活を変える

日本人の腸は欧米食向けには出来ていないと言われています。高タンパクで高脂質、お肉中心の食生活を続けていると悪玉菌は増え、体の不調へと繋がると言われています。

お勧めはやっぱり和食です。和食は栄養バランスも良く、低脂質、発酵食品も多く摂れます。

九州女子大学で行われた実験では、最初の10日間はパンを主食とする欧米型の食事、後の10日間は和食主体の食事をとってもらった結果。

始めの10日間は排便が平均0.9回/1日、後の10日間は平均1.9回/1日と、回数も増え見事に良いうんちに変わったそうです。

でも、いきなり全てを和食にするにはハードルが高いし、逆にストレスになってしまうので、少しずつパンをご飯に、スープをお味噌汁に変えるなどして8割和食を目標にしてみて下さい。

そして、“ま・ご・わ・や・さ・し・い”を意識した献立にするといいですよ。

食品添加物を減らす

食品添加物によっては悪玉菌を増やすと言われています。

そして、日本は世界トップクラスの食品添加物摂取国です。海外では発がん性のリスクがあるなど使用禁止されている添加物も日本では普通に加工食品に入っているのが現実です。

添加物はコンビニやスーパーで売っている加工食品や調味料、お菓子、飲料類のほとんどに入っていると思って下さい。添加物が入っていない食品を探すほうが大変で、おそらく食品添加物を全く食べない日は無いのでは。

食品の原材料欄を見て「これ何の調味料?食材?」と思う物はほぼ添加物です。あと、見分けるポイントは原材料欄に「/」マークが書いてあるので、この/マーク以降に記載してあるものが添加物です。

そんなこと言ったら食べるものがない!みんな食べてるから大丈夫でしょ!?

って思う方も多いと思います。実際に私もそうでしたが、色々調べて実践した結果、添加物はなるべく避けたほうが良いって身体や肌の変化で実感しました。

手作りにすれば良いのです。なにもゼロにしましょうとは言いません。100を90に、90を80に減らすだけでも身体や肌、そして味覚も変わってきますよ。

小麦を減らす

小麦・大麦・ライ麦に含まれるグルテンには、腸内の悪玉菌を増やす作用があり、消化不良や栄養の吸収阻害、便秘、下痢、むくみなどの不調につながるといわれています。

パンだけでなく、パスタやピザ、ラーメン、餃子、うどんなどの食品に含まれているグルテンです。気が付けば毎日のように食べている方も多いのではないでしょうか。

砂糖を減らす

砂糖は悪玉菌の大好物です。でも、砂糖は市販されているお菓子以外にも飲料や調味料など、ありとあらゆるものに入っています。

甘味がどうしても欲しい場合は、料理には本みりんやハチミツ、メープルシロップを使うのがお勧めですよ。スイーツの代わりはドライフルーツや果物に変えてみてください。

みりんなら何でも良い訳ではありません。せっかく砂糖の代わりとして、みりんを使っても糖類や水あめの入ったみりんでは意味がありません。この3点の条件を満たす、みりんが本来のみりんです。

  1. 原材料に「糖類」「アルコール」と書かれていないもの
  2. 「本みりん」と記載があり、原材料が「もち米・米麹・焼酎」
  3. お酒のコーナーで売っている

私が長年使っているみりんが“三河みりん”です。

発酵食品を積極的に摂りましょう

発酵食品には、乳酸菌などの善玉菌が豊富に含まれています。

※参照:ユーコープくらしのフムフム「ふしぎな力の発酵食品」より

“ヨーグルト毎日食べてます!”という方、そのヨーグルトに添加物や砂糖は入っていませんか?

発酵食品は醤油、味噌、酢などの調味料から納豆、ぬか漬け、チーズ、ヨーグルトなど色々ありますが、発酵食品なら何でも良い訳ではありません。

選ぶポイントは添加物の入っていないもの。そして、調味料なら昔ながらの製法で作られたもの。

まとめ

お伝えした通り、何か身体に良いと言われる食品をプラスするより何か食べたり飲むのを止めることの方が多いので、とっても大変だと思いますが、少しずつで良いので変えてみて下さい。

肌荒れや体調不良が絶えなかった頃は食生活は何も考えていませんでした。でも、食生活を変えて私だけなく家族の身体にも良い変化が現れたので食生活はとっても重要です。

でも実践しても続かない、何から買えたらいいのか分からない。そんな女性も多いと思います。だからこそ当サロンではスキンケアだけでなく、生活習慣のアドバイスもさせて頂いています。

こちらのお客様は食生活を改善した結果、肌だけでなく見た目も変わりました。みなさんも食生活を見直してニキビや肌荒れと、さよならしてみませんか?

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